Home  About  Works  Report  Contact

Reprt


豊浦・土の蔵 2013.08.03

やっと見ることができた。圧巻!

山口県下関市豊浦町にある土の蔵。一般的な土蔵のような造りではなく、壁は土だけでつくられていて柱は無い。築100年くらいとのこと。壁は団子状にした土を1.5尺くらいごとに6段に分けて積み重ねるようにしてつくられたらしく、その工程毎の跡が確認できる。団子状に積まれた壁の表面部分にはワラの入った壁土が塗られている。この蔵の当初の仕上げは土の仕上げだったとのこと。雨がかかる壁面は仕上げの土が流されて団子状に積まれた壁の形がわかる。蔵の裏側の雨がかかりにくい面や軒下などは当初からの壁の仕上げが残っている。

土の物置小屋

小さな物置だけど、こちらも存在感あり!

住宅と納屋の間を奥にすすむと物置小屋がある。これも壁は団子状に積まれた土でできている。つくりかたは土の蔵と同じ。四隅の壁だけが土で、梁桁から上の小屋組は木造でできている。